Electrification Library (電動化ライブラリ)

弊社の電動化ライブラリは、電気自動化システムの設計、解析、検証、制御のためのマルチフィジックスライブラリです。地上車両、航空機、パーソナルモビリティ、電力システムの補助蓄電、その他の複雑なエンジニアリングシステムなど、さまざまな電動化のアプリケーションに適しています。

本ライブラリにはバッテリ、電動機、コンバータ/インバータ、電気負荷、送電配線などの再利用可能なコンポーネントモデルが含まれています。これらのモデルは共通のインターフェースに基づいており、アプリケーション固有の詳細を含めることができるよう、高度に再利用およびカスタマイズが可能です。

共通のモデルアーキテクチャを提供し、同じフレームワーク内でさまざまなユースケースをサポートします。 また、各ユースケースに合わせてモデルの忠実度を拡張する独自のアプローチに基づいており、電気、機械、熱、コントローラーのダイナミクスの詳細レベルを適合させることが可能です。バッテリモデルは、単セルからバッテリパックシステムまで拡張でき、高速な電気的特性から低速な熱的特性、さらには時間係数のダイナミック劣化計算までの時間をカバーします。

本ライブラリは構成管理のために構築されており、モデルの再利用、大量の部品バリアントの処理、システム構成のためのワークフローをサポートしています。 数年にわたり弊社で開発・適用され、産業界のパートナーとの協力により強化されました。既製の商用ライブラリとして利用可能です。

メリット

  • 幅広いアプリケーションに対応する共通アーキテクチャ
  • シミュレーションの目的に合わせて忠実度を拡張する独自のモジュール式アプローチ
  • 電気、機械、熱、コントローラダイナミクスのマルチフィジックスモデリング
  • モデルの再利用と構成管理のために構築
  • 容易な拡張とカスタマイズが可能
  • サードパーティモデルとの統合をサポートする標準インターフェース
  • すべてのコンポーネントでサーマル・ダイナミクスをサポート
  • コントローラ(ソフトウェア)モデルの統合サポート

適用例

電化ライブラリは、システムモデリングの全段階に対応する統合ソリューションとして開発されました。

用途は以下の通りです。

  • システム設計の検証
  • コンポーネントの性能と限界
  • エネルギー効率と車両航続距離
  • 熱管理
  • コンポーネントの使用とサイジング
  • ソフトウェア機能検証(MIL/SIL/HIL)
  • 過渡現象(例:起動時や故障時など )

Rimac社フルビークルシミュレーションへの挑戦

クロアチアの自動車技術大手であるRimac社は、マルチフィジックス・パワートレインシステムを評価する、より効率的で柔軟な方法を必要としていました。こちらの事例紹介では、Rimac社が電動パワートレイン、バッテリモデリング、車両システム全体のシミュレーションのニーズを満たすために、どのようにこちらの電動化ライブラリを使用したかをご紹介します。

「モデロンのライブラリは、他社製のライブラリよりも多くのコンポーネントを含んでいます。これらのコンポーネントはそれぞれ意味があり、異なる抽象化レベルでモデリングを可能にし、私たちが市場で見つけた中で最高のライブラリです。」

– クルノ・フルバティニッチ氏
Rimac社 制御・シミュレーション部門長
技術情報

動画

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