Modelon Impact 2021.0版リリース:改善点・新機能の紹介
昨年のリリース以降初となるModelon Impactのアップデート版のリリースを発表いたします。このリリースでの大幅な改善点と重要な機能についてご紹介いたします。製品のリリースノート完全版をご希望の方はこちらまでお問い合わせください。
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車両ダイナミクスライブラリ(Vehicle Dynamics Library)対応
Modelon Impact 2021.0版から車両ダイナミクスライブラリ(Vehicle Dynamics Library)が利用可能となりました。メカ設計や制御設計に関連した事前定義済の車両コンポーネントを含むライブラリをご利用いただけます。車両ダイナミクスライブラリの詳細はこちらをご覧ください。
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航空機ダイナミクスライブラリ(Aircraft Dynamics Library)対応
航空機ダイナミクスライブラリ(Aircraft Dynamics Library)も、Modelon Impact 2021.0版から利用可能となりました。事前定義されたコンポーネントを含む詳細なライブラリを使用することで、ハイブリッド電気推進コンセプト、飛行力学、詳細なランディングギアの設計・解析、複雑な航空機システムの性能など、航空機パッケージ全体の設計および評価にご利用いただけます。航空機ダイナミクスライブラリの詳細はこちらをご覧ください。
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大規模パラメータスイープのサポート開始
Modelon Impactの新しいマイクロサービスアーキテクチャにより、コンパイルとシミュレーションをクラスター上に分散でき、より大規模なシミュレーションをより高速に実行できます。メリットは以下2点です。
- エクスペリメンツの作成・利用 ー シーケンスの定義、実行の管理、モデルへの保存。
- 結果のフィルタリング ー ビューまたはテキストパターンでフィルタリングし結果のサイズを制御。
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Modelon Impact API アクセスサポート
Pythonクライアントライブラリを使用してModelon Impactに接続することで、プログラムに従って相互連携できるようになりました。Modelon Impact Pythonパッケージをインストールすることにより、カスタムワークフローの作成および自動化が可能です。
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改善点/新機能
- 性能改善
- より高速なユーザインターフェイス – 新しいアーキテクチャ設計により、大規模なモデルを素早く開くことが可能
- より高速なコンパイル – より効率的なコンパイラに改善
- より高速なシミュレーション – より効率的なコード生成が可能
- モデル利用のサポート
- Python 3にアップグレードされた動的最適化ツールチェーン
- 暗号化されたライブラリの動的最適化ツールチェーンのサポート
- FMUにおける状態変数の保存と再利用の、スクリプトによるサポート
- プロット機能の改善
- xyプロットを使用した原因と結果の探求
- プロット(グラフ)のピン止め表示による、複数モデル間の解析結果の重ね合わせ表示
- 使いやすさの向上
- パラメータダイアログにおける機能拡張 – パラメータのタイプ選択に対応
- ライブラリバージョンの切替 – ドロップダウンメニューを使用したライブラリバージョンの切替が可能
- ヤード・ポンド法に対応 – より幅広い単位の組合せ利用が可能
- テンプレートのサポート – より効率的なワークフローのためのテンプレートを構成
- ユーザインターフェースによるFMU書き出し
- 新しいアイコンエディタ – モデルのアイコンを作成 – 独自の画像を描画またはインポート
- 新しいドキュメントエディタ – モデルにドキュメントを記述して埋め込む
IA==製品リリースに関するお問い合わせは弊社サポートまで